(天平勝寳七歳乙未二月相替遣筑紫諸國防人等歌)為防人情陳思作歌一首[并短歌] (Manyoshu 4398)

大王乃
美己等可之古美
都麻和可礼
可奈之久波安礼特
大夫
情布里於許之
等里与曽比
門出乎須礼婆
多良知祢乃
波々可伎奈O 若草乃
都麻波等里都吉
平久
和礼波伊波々牟
好去而
早還来等 麻蘇O毛知
奈美太乎能其比
牟世比都々
言語須礼婆
群鳥乃 伊O多知加弖尓
等騰己保里
可<弊>里美之都々
伊也等保尓 國乎伎波奈例
伊夜多可尓
山乎故要須疑
安之我知流
難波尓伎為弖 由布之保尓
船乎宇氣須恵
安佐奈藝尓
倍牟氣許我牟等
佐毛良布等 和我乎流等伎尓
春霞
之麻<未>尓多知弖
多頭我祢乃
悲鳴婆 波呂<婆>呂尓
伊弊乎於毛比O
於比曽箭乃
曽与等奈流麻O 奈氣吉都流香母

Modern Japanese

大君の
命畏み
妻別れ
悲しくはあれど
大夫の
心振り起し
取り装ひ
門出をすれば
たらちねの
母掻き撫で 若草の
妻は取り付き
平らけく
我れは斎はむ
ま幸くて
早帰り来と 真袖もち
涙を拭ひ
むせひつつ
言問ひすれば
群鳥の 出で立ちかてに
とどこほり
かへり見しつつ
いや遠に 国を来離れ
いや高に
山を越え過ぎ
葦が散る
難波に来居て 夕潮に
船を浮けすゑ
朝なぎに
舳向け漕がむと
さもらふと 我が居る時に
春霞
島廻に立ちて
鶴が音の
悲しく鳴けば はろはろに
家を思ひ出
負ひ征矢の
そよと鳴るまで 嘆きつるかも

Hiragana Pronounciation

おほきみの
みことかしこみ
つまわかれ
かなしくはあれど
ますらをの
こころふりおこし
とりよそひ
かどでをすれば
たらちねの
ははかきなで
わかくさの
つまはとりつき
たひらけく
われはいははむ
まさきくて
はやかへりこと
まそでもち
なみだをのごひ
むせひつつ
ことどひすれば
むらとりの
いでたちかてに
とどこほり
かへりみしつつ
いやとほに
くにをきはなれ
いやたかに
やまをこえすぎ
あしがちる
なにはにきゐて
ゆふしほに
ふねをうけすゑ
あさなぎに
へむけこがむと
さもらふと
わがをるときに
はるかすみ
しまみにたちて
たづがねの
かなしくなけば
はろはろに
いへをおもひで
おひそやの
そよとなるまで
なげきつるかも

Rate this poem: 
Translation: 
Language: 

Reviews

No reviews yet.