潜鵜歌一首[并短歌] (Manyoshu 4156)

荒玉能
年徃更
春去者
花耳尓保布
安之比奇能
山下響
墜多藝知
流辟田乃
河瀬尓
年魚兒狭走
嶋津鳥 鵜養等母奈倍
可我理左之
奈頭佐比由氣<婆>
吾妹子我
可多見我C良等 紅之
八塩尓染而
於己勢多流
服之襴毛
等寳利C濃礼奴

Modern Japanese

あらたまの
年行きかはり
春されば
花のみにほふ
あしひきの
山下響み
落ち激ち
流る辟田の
川の瀬に
鮎子さ走る
島つ鳥 鵜養伴なへ
篝さし
なづさひ行けば
我妹子が
形見がてらと 紅の
八しほに染めて
おこせたる
衣の裾も
通りて濡れぬ

Hiragana Pronounciation

あらたまの
としゆきかはり
はるされば
はなのみにほふ
あしひきの
やましたとよみ
おちたぎち
ながるさきたの
かはのせに
あゆこさばしる
しまつとり
うかひともなへ
かがりさし
なづさひゆけば
わぎもこが
かたみがてらと
くれなゐの
やしほにそめて
おこせたる
ころものすそも
とほりてぬれぬ

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