為應詔儲作歌一首[并短歌] (Manyoshu 4266)

安之比奇能
八峯能宇倍能
都我能木能
伊也継々尓
松根能
絶事奈久
青丹余志
奈良能京師尓
万代尓
國所知等 安美知之
吾大皇乃
神奈我良
於母保之賣志弖
豊宴 見為今日者
毛能乃布能
八十伴雄能
嶋山尓
安可流橘
宇受尓指 紐解放而
千年保伎
<保>吉等餘毛之
恵良々々尓
仕奉乎 見之貴者

Modern Japanese

あしひきの
八つ峰の上の
栂の木の
いや継ぎ継ぎに
松が根の
絶ゆることなく
あをによし
奈良の都に
万代に
国知らさむと やすみしし
我が大君の
神ながら
思ほしめして
豊の宴 見す今日の日は
もののふの
八十伴の男の
島山に
赤る橘
うずに刺し 紐解き放けて
千年寿き
寿き響もし
ゑらゑらに
仕へまつるを 見るが貴さ

Hiragana Pronounciation

あしひきの
やつをのうへの
つがのきの
いやつぎつぎに
まつがねの
たゆることなく
あをによし
ならのみやこに
よろづよに
くにしらさむと
やすみしし
わがおほきみの
かむながら
おもほしめして
とよのあかり
めすけふのひは
もののふの
やそとものをの
しまやまに
あかるたちばな
うずにさし
ひもときさけて
ちとせほき
ほきとよもし
ゑらゑらに
つかへまつるを
みるがたふとさ

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