或本歌曰 (Manyoshu 3281)

吾背子者
待跡不来
鴈音<文>
動而寒
烏玉乃
宵文深去来
左夜深跡
阿下乃吹者
立待尓
吾衣袖尓 置霜<文>
氷丹左叡渡
落雪母
凍渡奴
今更 君来目八
左奈葛
後<文>将會常
大舟乃
思憑迹
現庭 君者不相
夢谷
相所見欲
天之足夜尓

Modern Japanese

我が背子は
待てど来まさず
雁が音も
響みて寒し
ぬばたまの
夜も更けにけり
さ夜更くと
あらしの更けば
立ち待つに
我が衣手に 置く霜も
氷にさえわたり
降る雪も
凍りわたりぬ
今さらに 君来まさめや
さな葛
後も逢はむと
大船の
思ひ頼めど
うつつには 君には逢はず
夢にだに
逢ふと見えこそ
天の足り夜に

Hiragana Pronounciation

わがせこは
まてどきまさず
かりがねも
とよみてさむし
ぬばたまの
よもふけにけり
さよふくと
あらしのふけば
たちまつに
わがころもでに
おくしもも
ひにさえわたり
ふるゆきも
こほりわたりぬ
いまさらに
きみきまさめや
さなかづら
のちもあはむと
おほぶねの
おもひたのめど
うつつには
きみにはあはず
いめにだに
あふとみえこそ
あめのたりよに

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