(七夕) (Manyoshu 2092)

天地跡
別之時従
久方乃
天驗常
<定>大王
天之河原尓

月累而
妹尓相
時候跡
立待尓 吾衣手尓
秋風之
吹反者
立<座>
多土伎乎不知 村肝
心不欲
解衣
思乱而
何時跡 吾待今夜
此川
行長
有得鴨

Modern Japanese

天地と
別れし時ゆ
久方の
天つしるしと
定めてし
天の川原に
あらたまの
月重なりて
妹に逢ふ
時さもらふと
立ち待つに 我が衣手に
秋風の
吹きかへらへば
立ちて居て
たどきを知らに むらきもの
心いさよひ
解き衣の
思ひ乱れて
いつしかと 我が待つ今夜
この川の
流れの長く
ありこせぬかも

Hiragana Pronounciation

あめつちと
わかれしときゆ
ひさかたの
あまつしるしと
さだめてし
あまのかはらに
あらたまの
つきかさなりて
いもにあふ
ときさもらふと
たちまつに
わがころもでに
あきかぜの
ふきかへらへば
たちてゐて
たどきをしらに
むらきもの
こころいさよひ
とききぬの
おもひみだれて
いつしかと
わがまつこよひ
このかはの
ながれのながく
ありこせぬかも

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